はーい、いつの間にやら第3弾『羅生門』だよ!これ、せっちゃんが中学生の時に選んだ読書感想文の作品。何で選んだのかというと、ページ数が少なかったから(笑)。読書感想文の本って、究極なんでも良い。自分の言いたいことを本にこじつけるのがせっちゃんスタイル。毎年賞もらってたから、結構再現性あるねん。あかん、話が脱線してもうた。読書感想文のコツはまた今度ね…
さて、芥川龍之介の名作『羅生門』からお金にまつわる教訓を学んじゃおう!平安時代の荒廃した京都で、失業した下人くんが「飢え死にするか、盗むか」という究極の選択に迫られちゃうお話。ある老婆ちゃんの「へ?あなた、何してはるん?」的な衝撃的な行動を見て、彼の心の葛藤が始まるよ!果たして下人くんはどんな結末を迎えるのか?倫理と生存欲求のバトルを、ぜひ一緒に楽しんでみよう!
まずは簡単にあらすじね
この物語、舞台は平安時代の不景気でどん底の京都。そこに登場するのが、仕事を失った下人くん。今まさに「このまま飢え死にするか、それとも盗みをするか…どうすりゃいいんだ~!」って、究極の二択に悩んでるの。え?どっちもあかんけど…?
下人くん、ある日羅生門に来たんだけど、そこでなんと老婆ちゃんが死人の髪を抜いてる現場に遭遇!「ちょ、何してんの!?」って驚いて最初は非難するんだけど、よく考えたらこの老婆ちゃんも生き延びるために必死なわけ。そうなると、下人くんも「ふむふむ、生きるためにはしょうがないよね~」って気持ちが変わって、最後は自分も盗むことに決めちゃうのよ。
ここでのポイントはね、「生きるための選択肢が狭まると、倫理や道徳ってどこまで守れるの?」 ってこと!現代でもそうだけど、貧乏でどうしようもない時には、普段なら絶対ダメって思うことでも、つい「まあ仕方ないか」って正当化しちゃうことがあるよね。
そして、お金や生活を成り立たせるって、実は人間の一番根本的な生存欲求と直結してるの。だから、どこまでやっていいのか、その判断が昔も今も変わらない難しい問題なんだよね~。「羅生門」って、そんな厳しい選択の重さとか、その裏にある心の葛藤をすご~く鮮やかに描いてるんだ。だから、今でも「お金や生きるためにどう行動すべきか」って、いろいろ考えさせられる作品なのよね~!
ここからせっちゃんが考える教訓ね
1. 「倫理って何?生き延びるためなら、盗みもアリかも?」
『羅生門』の下人くんは、お仕事クビになっちゃって、もうお腹ぺこぺこ。そうなると、道徳なんてどこかへ吹っ飛んじゃうわけ。「盗む?そりゃ、飢え死にするよりはマシっしょ!」ってね。ちょ、ちょっと〜下人くん生活防衛資金ないんかーい。これって、現代でいう「万引きしてでも食べる!」って状況と似てない?食品ロスがあんなにあるのに、お金がないときはそれを見て指をくわえてるしかない、そんな現代の問題も垣間見えるよね。
2. 「生きるためには、現実を見ろ!ブラック企業もやむなし?」
次に出てくるのは、羅生門の上にいた老婆ちゃん。「あんた、何してんの!?」と思ったら、死人の髪を抜いてカツラ作ってお小遣い稼ぎしてたのよ。その光景想像してみて…やばくない?まあ、ブラックすぎる労働環境だけど、食べなきゃ死ぬもんね。これ、現代社会でいうとブラック企業で働く人たちと一緒じゃない?「酷い労働条件だけど、生活のためなら仕方ない」って、思わずため息出ちゃうけど、これが現実なんだよね~。
3. 「貧乏って、心まで冷たくする?」
下人くん、なんと最後には老婆ちゃんの服を奪って逃げちゃうのよ!いや、もう笑えないけど、貧しいときってこうなるのよね…。現代でも、ホームレス問題とか、生活保護の批判とか見てると、人って余裕がなくなると他人に厳しくなっちゃうんだよ。お金がないと、人の心まで冷たくなっちゃうのは、なんとも切ない話だよね。
4. 「お金は人生を左右する魔法の杖!」
『羅生門』の登場人物たち、みんなお金がないからこそ、あんなに苦しい選択を迫られてるわけ。もし彼らが十分なお金を持ってたら、老婆ちゃんも髪の毛抜かなくて済んだし、下人くんも人を襲わなくて済んだのに…。これって、現代でも一緒よね。お金があれば、みんなもっと自由な選択ができるはず。だから、私たちには生活防衛資金は大切だし、日ごろから無駄をなくして、有事の時のためにも貯金や投資に回して備えておくことが大切だよね。
5. 「非常時にはモラルよりも生存が優先?」
最後に、やっぱり生き残るためには「モラルは後で!」ってことになっちゃうのが、ちょっと悲しいけど現実的よね。最近で言うと、災害時の物資の買い占めとか、トイレットペーパー争奪戦とかがそれに近いよね。平時なら誰もが「分け合おう」って言うけど、いざ非常時になると、「我先に!」っていう本能が勝っちゃうんだよね。人間って怖い…。
それで、結局どうしたらいいの?せっちゃん流の解釈
すごく深い内容なので、人それぞれ考え方がわかれるんだけど、せっちゃんの考えを書いてみます。みんなの考えも聞かせてくれると嬉しい。
まずね、「お金がない!どうしよう!」って状況になったとき、人間はどうしても倫理とか道徳を置いといて、まず生き延びる方法を優先しちゃうよね。これって、めっちゃリアルな話。でも、だからといって何でもかんでも「生きるためなら仕方ない!」って盗みや悪いことを正当化しちゃうのは、もちろんダメ!
結局のところ、重要なのはバランス!
生きるために現実的な選択をしなきゃならないこともあるけど、できる限り自分の良心を守る方法を探すのが大切なんだよね。例えば、困ったときには周りに助けを求めるとか、いろんな制度を活用することも大事。今の世の中には支援を受けられる方法があるから、まずそれを考えるっていうのが一つの選択肢。でも困ってからじゃ判断が鈍るし手遅れってこともあるから、困る前の平時の時にどんな制度があるのかなぁって時々知っておくことが大切だよ。例えば、現状の日本はほかの国に比べて手厚い社会保障があるけど、知らなきゃ使えない。
あとね、「今から少しずつ備えておく」 っていうのも大事!お金の問題が絡むときって、緊急時にはすぐに解決できないことが多いから、日頃からちゃんと準備しておくことが肝心なのよ。だから、生活防衛資金って大切なわけ。そしてスキルを磨いたりして、選択肢を増やしておくことが未来の自分を守る手段になるんだよね。
「羅生門」の下人くんも失業するまでに防衛資金を貯めていたり、社会保険制度を知ってたら、追い詰められて極端な選択をしなくてすんだよね。備えをしておくことと、困ったときには周りの助けを頼ること が現実的な生き方なんだよね~!つまり、結局は「道徳も大事だけど、生きるためにはちゃんとした備えやサポートを通常時に考えておくことが賢い選択」ってことだと思うのよ。
最後まで読んでくださってありがとうございました。毎日書きますので是非見に来てください。いいねやレビューをいただけると飛び上がって喜びますので、よろしくお願いします。
もっと付き合ってくれるなら悩みをきいて…
こんな感じで日本文学から現代のお金事情にリンクさせて書いてるこのシリーズなのですが…続けるかどうか迷っております。需要あるのかがわからなくて。例えば、
お金にまつわる日本文学シリーズ①『金色夜叉』編せっちゃんが面白解説
「せっちゃんが独自解説、お金にまつわる日本文学」を読めば内容とエキスがわかるように書こうと思ってます。5分でわかる日本文学ってコスパいいでしょ?この解説読んだら、本を読んだように人に語れるで(笑)古典文学を知ってるだけでなんか教養ある人に見てもらえるかもよ。こういうの需要あるかなーって試しにいくつか書いてみました。好評ならシリーズ化しちゃおうかなと思って。「金色夜叉」「蟹工船」とかも書いてるから読んでみて。感想聞かせてくれると嬉しいです。
ついでに目次作りました。解説してる作品が一覧で見れて飛べますよ。
お金にまつわる日本文学シリーズ せっちゃんがおもしろ解説目次
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